ノーベル賞祝賀晩餐会のメニューと同じの食事会
ヨーテボリ市内。高齢者施設オーケルヒュース
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100件のアパート(個室)があり、102人分のベッドを用意。うち2件が夫婦。
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認知症者が41名、難聴者が10名、他はその他の病気を抱えている。
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重度の方の入所が増える。1年で3分の1の方が交代していく。待機者は現在はゼロ。












《古く懐かしい家具、降り注ぐ陽光、溢れる植物、優しい作品》

スケジュール
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毎週月曜日の朝:コーヒーを煎れて皆さんで飲む。水彩画のグループ活動がある。外からの参加もできるようになっている。
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毎週火曜日の夜:カフェ活動。映画会(17:30~19:30)があり、会場は本物同様にセットする。映画の内容が記憶に残っていなくても、楽しい感情は残っている。そのおかげで薬品が少なくて済む。そしてゲストは「とてもよく眠れた」と言って翌朝起きてくる。
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年に一度(毎年1月):ノーベル賞祝賀晩餐会。12月の実際の晩餐会のメニューを復元して食事会を行う。
《動物との触れ合い》
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3年前からケア犬:“アリス”という名のケアドッグがいる。機能障がいのゲストのお手伝いをしている。いつも不機嫌な認知症のゲストもニコニコするようになった。
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犬を連れて入所した男性:散歩、エサ、いろいろ問題はあったがみんなで克服。朝スタッフが忙しい時には用務員や便利屋さんが助けてくれている。
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ノラ猫:女性の部屋に野良猫が住み着いたことがあった。長く一緒に暮らした。
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メンドリを連れて来た日本人:日本人の女性が白いメンドリと一緒に入所。歩行器の前のかごに入れていつも一緒だった。そして最後まで一緒に暮らした。