2004年8月、李白の故郷・中国四川省江油市(こうゆし)へ一人旅
海外への一人旅はこれが初めてだった。中国語も話せない普通のおばさんの一人旅。記念品の切符を丁寧にとっておいた。
四川省成都市の駅からは列車に乗った。
この頃はまだインスタントカメラで撮影していた。思い返してみれば、私の中国行脚が本格化したのはこの頃からだった。
列車の窓から見える景色は貧しい農村の風景だった。ゴミの溢れる水辺があったり、とても清潔とは言えないような景色がそこここにあった。
江油市の駅に到着してタクシーに乗った。目的地までは1時間もタクシーに乗っていただろうか。
『李白故里』と『李白故居』という記念館を2箇所回った。
私の稚拙な撮影技術では良い資料は記録できなかった。もう一度行ってみたいが、この4年後にこの一帯は四川大地震で壊滅的な被害を受けた。