2017年の台風被害の様子
美しい桂川が濁流となり恐怖に変わった映像
台風が立ち去り、前夜の避難警報も解除され、翌朝桂川を見に行ってみた。6月に引っ越してきたばかりの私は、この巨大な一級河川の水の量に度肝を抜かされた。
美しい自然の中で暮らすという事は、自然の驚異と共生するという事でもあった。




樹木への被害(桂川沿岸)



樹木への被害(嵐山東公園内)



樹木への被害(威風堂々としていたヒマラヤ杉の悲劇)
この台風でサイクリングロード沿いにそびえていた立派なヒマラヤ杉が何本か倒れてしまった。



被害直後の中で無事だった鳥たち



台風から1週間後
すぐに倒木の片づけが始まった。



2018年の台風被害(台風21号)
2年続けて巨大な台風が襲ってきた。この台風21号は全国に大きな被害をもたらし、多くの方々が亡くなった。
台風一過の翌朝の映像。一年前の映像とは比較にならないほどの衝撃だった。自転車で進んで行くと、サイクリングロードが倒木で通行が不能になっていた。住民が数人集まり、何とか片付けようとする人もいた。



この春に撮った写真。いつも必ずこの樹の下では宴会が始まった。

嵐山東公園の被害



あちらこちらがまるでジャングルと化していた。手の付けようなない程、呆然としてしまった!
ヒマラヤ杉の悲劇はつづく・・・。



渡月橋の悲劇・欄干が倒れる
テレビにも放映された。嵐山の増水と強風で欄干が倒れてしまった。





台風21号は京都市内の全ての神社仏閣、山谷、河川、古木、竹林、自然に大きな被害をもたらした。市内ばかりでなく、京都府内、いや関西地方、中国・四国地方に甚大な被害をもたらした。多くの住民の命まで奪っていった。幸いこの嵐山では死者は出なかったものの、「防災」についての沢山の教訓を我々に与えたのだった。
遅くなった後片付け
未だに後片付けができていない場所もある。どこから手を付けてよいか分からない状態だったに違いない。あのヒマラヤ杉も整理されたのは2週間後だった。これでもまだ早い方だったろう。






公園の景色はすっかり変わってしまった。


自然の力は、人類の知恵を超える。科学の進歩は絶対ではない。この真理を克服しようとする人類。果たして・・・?